Gaze and Gaze歌詞が天才選手権

『4月22日は人類にとっては小さな平日だが、アイマスPにとっては偉大な祝日である。』

(民明書房刊『7th大阪公演の奇跡』より、フォール・リンキミヲミツケ・テームストロング:1969)

 

Gaze and Gazeの話をしよう。

去る2020年2月15日、この恐るべき曲がサプライズ披露されてから苦節二か月と一週間、ついにCDが発売され配信が始まり天は晴れ地は祝福に満ち感謝感激関裕美。

長かったですね。

余談はさておき気になっていたフルがようやく判明したわけですが、んま~なんと素晴らしい事。
花井さんの歌声は突き刺す銛がごとき強さ、東山さんは包み込むヴェールがごとき色気と優しさのハーモニー。一番二番でパートが分かれ気味な曲だけどこのマッチ具合ですよ。スゴイな、声優さんの出会いもきっと運命なんだわ。フォーリンシーサイドは実在する。


んでずっと待ち焦がれてた歌詞。
あっ全部は言いませんよそりゃ。買って見てほしいもの。配慮。
個人的に天才選手権だと思った部分だけ言いますね。

 



『光を待った星も 誰かを照らす星になる』

『瑞々しく芽吹く 可能性と ともに行こう』

 

 

脳にミューズが宿ってる。
まぁ自分がわざわざいう事でもないですね。Pが100人見たら5000兆人が天才って言いますもん。ほんとだぞ。
いやすごいんですよ。ここだけじゃなくてね、詩がぜんぶイベント内容も2人の出会いもパーソナルもぜんぶぜんぶぜんぶぜんぶ盛り込んだものなんですよ。
一つに絞って語ろうとしても枠が足りない。構造体のように複雑に絡み合っているので。


でも一つだけ語るとしたら、上の光を待った星ですかね。
言わずもがなですね。僕の担当、ずっと自分が輝きたくてアイドルになったので。
そしてその星が得た光が、巡り巡って誰かを照らす。光は絆。誰かに受け継がれ再び輝く。ウルトラマンネクサスもそうだそうだと言っています。

 

瑞樹さんは最近、先輩としての描写が多くてですね。
自分がしてきた努力は自覚したうえで先輩してる、と思ってたんですけど、どうやらGazeの報酬カードのセリフを見るだにまだ自覚しきれてなかったような部分も見られて。
幾つもの気づきを得られるイベントコミュだったなと、改めて思わされました。
まとまりませんね。


自分的には巴P視点での「光を待った星」ってなんだろうなとか聞いてみたいですね。

瑞樹さんと同じ場所に立とうとしていた時のことを言ってるんでしょうか、と自分は思いましたが、どうでしょう。専門家の意見が待たれます。

感情にいっさいのまとまりがないのでこの辺で。

この歌の想いを飲み干すまでにあとどれだけ夜を抜け進むでしょうね。

川島瑞樹がミレディから脱却した日-Gaze and Gaze 2Dリッチの話-

Gaze and Gazeイベントお疲れ様でした~~~!!

久しぶりの瑞樹さんのイベントなので楽しみにしてましたが、蓋を開けてみればドラマありPの死骸(担当以外のも!)ありの充実した一週間になりました。

 


そして早速の2Dリッチ実装ありがとうございます!

どんなんが来るかとウキウキで12時を待ってましたけども、海賊と戦うわ銃弾を剣で弾くわ予想外のバーゲンセールでしたね(EDコミュが正統派だっただけに)。

初見は笑っちゃったとこもあったんですが、ただ少しずつ考えるとエモい部分ももちろんあってですね。

 

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この2人で剣を合わせるシーンですが、連想される有名なモチーフとして「三銃士」の剣の誓いが挙げられますね。(19世紀フランスの小説。一人はみんなのためにのアレ)

この三銃士には主役の三銃士とダルタニャンの敵役として、ミレディという女性が登場します。

知略と美貌に優れ、時の枢機卿リシュリューに取り入り策を巡らす、野心たっぷりの謎めいた悪女…という、主人公たちに匹敵する魅力的なキャラです。

 

さて、ここで一旦デレマスに話を移すと、モバステ問わずシンデレラ世界には様々な「公演」というものが登場します。

蒸機公演、しゅがしゅが☆み~んの魔法少女ショーetc。いわゆる劇中劇という形になるでしょうか。Gaze and Gazeの2Dリッチもストーリー仕立ての舞台になっているため、一種の「公演」と捉えることもできるでしょう。

これら過去の公演に勿論、瑞樹さんも出演することはありました。ただ、今まで(名無しの一般キャラ役を除いて)、瑞樹さんの役は上記のミレディのようなキャラが多かったんですよ。

「次席蒸機官ミズキ」の画像検索結果

「デビル☆ミズキ」の画像検索結果

 

次席蒸貴官ミズキ。ダークエイジング帝国総統デビル☆ミズキ。

これらはミレディと同じ敵女、悪女ですね。なるほど知性と美貌、野心を併せ持つ強い女…というイメージは、世間一般が抱く川島瑞樹のイメージにも合致する部分はありますし、ハマり役ともいえるでしょう。

バトル物に敵役は欠かせませんし、その場合主人公に立ちはだかるのは大抵経験ある年長者。そこもあってる。何より悪の女幹部ってエロいしいいよね。

 

 

ただ、ミレディが如何に魅力的で、峰不二子のモデルになったくらい世界的に有名で、三銃士の物語には欠かせない存在であろうと、悲しいことに「主人公ではない」んですよ。

次席蒸機官ミズキも、デビル☆ミズキもそう。物語の中でどんなに見せ場があろうと、主役ではない。散る美学とはいうものの、それは主人公たちに倒されることで成立する。

これは、担当としては今まで非常に歯がゆい部分でして、そもそも瑞樹さんは悪役や公演等を抜きにしても、公式ストーリーでは年長者・知識人として人を導く側に立つことが多くて、どうしても主役になりきれなくて。

主役になりたくて、自分がスポットライトを浴びたくてアナウンサーからアイドルに転身した人なのに、このままでええんか……と、担当としてはずっと悔しい思いをしていました。そもそも担当が負けてばっかじゃ嫌だし。

 

 

そこへきてこの2Dリッチ。

巴お嬢と背中を預けあい、銃弾飛び交う戦場でサーベル片手に海賊どもを薙ぎ倒す。そして戦いが終われば観客からの声援とスポットライト。2人のためのステージ。完全に主人公です。

これを見てやっと、瑞樹さんはミレディから主役になれたんだと思いました。巴お嬢との関係は、三銃士になぞらえるなら、銃士として先を行くアトスと、彼に憧れるダルタニャンに似ていて。

 

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「いつか見た舞台の主人公に重なってゆく」と歌うガゼガゼのごとく、担当が憧れの主役になれた。しかもそれは、憧れてくれた巴お嬢のおかげで。

一見ぶっとんだ、船上でスタァライトするMVも、よくよく考えればこんなにもエモいんだなっていう感想でした。

ありがとね、巴お嬢。そしてやりましたね、瑞樹さん。